「伊藤計劃記録」が届きました。
- 作者: 伊藤計劃,早川書房編集部
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/03/19
- メディア: 単行本
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待ちくたびれて受け取り時間前にコンビニ到着しちゃったじゃねえか!
聞いていた通り全短編&キネマトリクスからの抜粋が主です。蛮族も収録。
まあ、リアルタイムに追っかけてた身としてはもう何度も読み返した文章なのですが、こうやってハードカバーになっていつでも読み合えせると思うとありがたいですね。
デビュー前の伊藤御大、特にSPOOKTALE知らない人にはマジで強く勧めたいというか押し付けてみたいこの一冊。
で、モチロン大満足なのですが――
下ネタ入れようぜ!
いや、せっかくキネマトリクスなんだしさ! そこは「不毛のタイトル地獄」を収録しとくところでしょう! ってか、てっきり入っているものだと(笑)。「人間の想像力の底辺〜」とかいうセンス、好きだったんだけどなぁ。
篠房六郎ともよく下ネタを言い合っていたと言う事実はサラケなんですし、そういう一面もあった、というのを入れて欲しかった。
あとネイキッド・スネークの元ネタである酔いどれトークは入れるべきだったかと。
ハイテク特殊部隊セックス・ハウンド……でしたっけ? 「さすがSEXの称号を持つ男」とか「巨根のシャーマン、バルカン・レイヴン」とか笑えるのに。(インディアンって、デカそうだよね…)
「Automatic Death」と「つぎはぎの王国から」が未収録なのが気になりますが、大満足です。もしも次作があるとしたら、是非「Automatic Death」と「つぎはぎの王国から」そして下ネタ、あと第弐位相の映画批評を入れて欲しいです。
ヒストリー・オブ・バイオレンス、宇宙戦争、ボーン・アルティメイタム、トランスフォーマー、MI3、――って、大満足とか言った側からちと要望多すぎるな、俺。