ザック・スナイダーのオタクネタ映画 エンジェル・ウォーズ
何の予備知識も無く視聴。ザック・スナイダーと言えば、スローモーション→早送り→再びスローのゲーム風の独特なアクション演出(しかしその間に殴られ顔などのネタをチョイチョイ仕込んでくる)と、俺的大絶賛であったウォッチメンの、原作愛をの為か映画としては実際どうなのよというくらい原作をそのまんまやってしまう、ある種あっけらかんと映画を撮る人だ。
こういう人がオリジナルを撮るとどんなのが出来るんだろうかと思って観てみたら、完全に同人誌みたいな作風になっていて、ウォッチメンなんかをサラッと撮れるザック・スナイダーという人を勝手に自分の中で凄い奴だと思っていたら、もう完全にこちら側の「ダメなオタク」化しているのに大爆笑。ってかヒネってくれ。ちょっと途中から痛いぐらいなんだが。
何がって押井守(&IG)ネタのバーゲンセールが。
そりゃあもう、メジャーどころの攻殻から、紅い眼鏡まで。
どうも海外じゃクソ映画扱いらしいが、まあ実際コレはしょうがないだろう。
余ったネタで押井同人描いてコミケ来てくれないかスナイダー。
以下、拾えたネタ羅列。
気づかないでスルーしてるのもあるかも。
・セーラー服&刀 BLOODの音無小夜の衣装。ちなみにおさげまでしている。
・コンバットスーツのデザイン アヴァロン、アサルトガールズの衣装
・アンバーのミニミ短機関銃 イノセンスにて、バトーが使用
・ゾンビドイツ兵のデザイン ご存知プロテクトギア
・ドイツ軍の飛行船 パト2、ご先祖様万々歳の飛行船
・ドラゴンの子供 サンサーラ・ナーガ
・飛行機から着地(地面が凹む) 攻殻機動隊での素子のアクション
・列車内のロボットのデザイン イノセンスのガイノイド
・近未来風の都市&ヘリコプター 攻殻シリーズでおなじみのシーン
・火炎瓶 人狼
・手術台での覚醒 紅い眼鏡
他にも、完全にネタとは言え無いものの、夢と現実というテーマ、パワーローダーのデザインが押井氏がデザインしたレイバー(ボツになった)風、ゴルスキー博士、空戦シーン、舞台のシーンなんかもそれっぽい。
ちなみにコンセプトデザインは寺田克也が手がけていたらしい。
これだけネタを拾いきれればかなり楽しませてもらえる。
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